ここではオンライン講座のカリキュラムの作り方について解説します。

・オンライン講座
・電子書籍の執筆
・教材の作成


などはカリキュラムが命であり、カリキュラムができれば8割型完成をします。

そんなオンライン講座のカリキュラムの作り方を計50以上のコースを制作してきた私がステップバイステップで解説。

1.目的を明確にする

まず、最初に講座を開く目的を明確にし、受講者が何を学ぶことができるようにするかを考えましょう。

受講者の背景やニーズを把握して、その人たちが求める知識やスキルをカリキュラムに盛り込みましょう。

なぜこれが重要なのか?

そもそもオンライン講座は、”できる限りシンプルに無駄のないもの”にするべきです。

そうしないと受講しにくい講座になります。

・伝えている事がバラバラ
・余計な話がはいっている。

これでは受講することにストレスを感じます。

結果もでません。

そうならないためには、「誰をどこにつれていくのか?」を明確にする必要があるのです。

やることはシンプル。

・ターゲット・・・誰?どんな人?
・何を学ぶ事で・・学ぶ内容
・どうなる・・・・得られる結果

これを明確にしましょう。

1.目的を明確にする

Udemyを見ればわかるようにカリキュラムがしっかりしている評価の高いコースは「誰がどうなる?」がハッキリしています。

2.講座の構成を決める

目的が決まったら講座の構成を決めます。

講座の全体的な流れや、どのようなトピックをどの程度深く扱うかを決めます。

目的があれば次に大まかな講座の構成を作れます。

先ほど作った

・ターゲット・・・誰?どんな人?
・何を学ぶ事で・・学ぶ内容
・どうなる・・・・得られる結果

の学ぶ内容をもっと具体的にするのです。

・どの順番で何を伝えて?

Udemyを見てもらえばわかるように、オンライン講座は書籍のように目次があります。

講座の構成を決める

これが構成です。

このセクションの部分を作るのが構成になります。

このセクションの部分を作るのが構成になります。

セクションは、書籍でいうところの「章」のようなものです。

つまり、先ほどのターゲットが目的を達成するために、どのようなステップを踏めばいいのかを設計するのです。

ちなみにこのオンライン講座の作り方ガイドの記事も同じように最初に構成を作りました。

1.オンライン講座の基礎知識
2.受講したくなる講座トピックを知る
3.講座のカリキュラムを作成する
4.オンラインコースの教材の作り方
5.オンライン講座プラットフォーム
6.受講生を増やす仕組み
7.オンライン講座を最適化しオートメーション化する

このように構成を作る事によってあなたも受講生も、大きな目標を達成するための小さな目標を示すことができ、モチベーション高くゴールを達成できる講座にすることができます。

マインドマップを使って作るのも1つの方法です。

3.各講義の詳細を設計する

講座全体の構成(セクション)が決まったら、各講義の詳細を設計します。

各講義で扱うトピックや内容、使用する教材や教具、課題や演習問題などを考えます。

現在の最新のオンライン講座のプラットフォームでは、

・動画
・テキスト
・音声

の配信。

それ以外にも

・クイズ
・テスト
・コメント

などの機能があります。

そのため、リアルで講座をやるに近い環境を手軽に作ることができるのですが、これらを組み込むためには詳細が必要になります。

先ほどのUdemyのこの部分。

3.各講義の詳細を設計する

これをレクチャーと言います。

書籍で言うところの見出しです。

これを作る必要があります。

ここの考え方も先ほどと一緒です。

「セクションという小目標を達成するために何を学びすべきか?」

と自問するのです。

これを自問することによって、オンライン講座の内容がきまりほぼ9割型カリキュラムが完成した状態になります。

無駄のない講座内容になるでしょう。

4.オンライン用に設計をする

ここまできたら後は、オンライン講座用に設計を見直していきましょう。

オンラインとオフラインは当然違います。

オフラインの場合は、受講生全体の表情や雰囲気を見ながら講座の順番や内容・ワークを変更できます。

しかし、オンラインはそうはいきません。

顔が見れずすぐに対処できないため、オンラインでどのような機能があるか?受講生がどのように見えるのか?を知る必要があります。

そのため、一旦機能を知った上でこれまで制作したものを見ていきましょう。

ほとんどのオンライン講座のプラットフォームには以下の機能があります。

・クイズ

クイズ

この機能を活用すれば簡単なテストなどを行うこともできます。テストに合格しないと次のステップにいけないようにする設定も可能です。

・コメント欄

コメント欄

コメント欄を活用してワークを取り入れたり、感想をもらったりすることができます。

・テキスト

他にもPDFやGoogleスプレットシート・Googleフォームなどを使えば、ワークシートを用意したりチェックリストも可能です。

これらの機能を活用することでより体験的な講座を作ることができるようになり受講生もアクティブに講座を受講できエンゲージメントを高めることができます。

まずは一旦使ってみるのが大事です。

5.評価方法を考える

講座を修了するための評価方法を考えます。

テストやレポート、プレゼンテーションなどを使って、受講者が学んだ内容を評価する方法を設計します。

オンライン講座は先ほどもいったように受講生の変化を目の当たりにすることはできません。

そのため、

受講生がどこまでできているか?
どれほど成長をしたのか?

がわからないのです。

そこで必要なのは評価方法です。

これは、受講生が自分自身を評価するためにも使えます。

心理学的に言うと、大きな目標を掲げるほど達成率は低くなると言われています。

なぜか?

大きな目標を掲げるほどそこに到達するまでの道が遠く感じるようになり自己否定に走る傾向が高くなるからです。

そうならないためには小さな目標が必要。

そして、同じくらい大事なのが小さな目標を達成できているのかを自ら確認できるようにすることです。

そこで使えるのが評価方法です。

一般的にはここでテストをするのが基本です。

5.評価方法を考える

他にも色々考えられる方法があると思うので考えてみてください。

そして、講座を最後まで受講し終わったら証明書を用意してあげましょう。オンラインスクールのプラットフォームを使えば簡単に作れます。

講座を最後まで受講し終わったら証明書を用意してあげましょう。オンラインスクールのプラットフォームを使えば簡単に作れます。

実はこれを用意してあげるだけでも受講満足度は高くなるし、証明書を手に入れるために頑張るモチベートもできます。

6.カリキュラムを反映させ講座を作る。

以上の工程を踏んで、最終的なカリキュラムを作成します。講座の全体的な流れ、各講義の詳細、評価方法、必要な教材や教具などを含め、細かくまとめましょう。

そしたらカリキュラムを動画の講座として制作していきます。

ここで重要なのがオンライン講座の動画タイプです。

オンライン講座は正に動画を中心に作るので、以下の3つのどれかを選んで詳細をきめていきましょう。

1.授業・レッスン動画

これらの動画の場合は細かいテキストを用意する必要はありません。(もし、あなたが話す事自体が苦手ならばテキストで書く必要があります。)

基本的には

・授業ならば・・・ホワイトボードに書いて話す。
・レッスンならば・・・実際に話して見せる

なはずです。基本的にカリキュラムがあれば準備するものはありませんのでそのままオンライン講座を制作していきましょう。

2.スライド動画

スライド動画は、パワーポイントなどを見ながらそれを音声で解説するスタイルの動画です。

そのため、

・カリキュラムをスライドにまとめて
・動画を収録する

必要があります。

これは、パワーポイントやキーノートなどの有料ソフトウェアを使うのもいいですが、その場合はカムタジアスタジオやスクリーンキャストのソフトが必要です。

無料でやりたいのならばcanvaでも可能です。

しかし、マイクだけは音質のいいマイクを使用してください。

3.スクリーンキャプチャー動画

スクリーンキャプチャー動画はPCの画面をそのまま収録することができる撮影方法でソフトの使い方を解説するのにピッタリです。

WordPressのインストール方法など。

こういったものに使えます。

やることはシンプルで、カムタジアやスクリーンキャストのソフトウェアを起動して録画をして画面を見せながら解説をするだけです。(詳しいPC画面を録画したスクリーンキャスト動画の作り方はコチラ

これらの3つの方法を使ってカリキュラムをオンライン講座に反映させていきましょう。

7.カリキュラムの改訂と更新をする

オンライン講座は、リアルの講座とは違い受講生の表情や負に気を掴むことはできません。

しかし、より精度の高いフィードバックを得られます。

このフィードバックや自身の改善点を反映して、カリキュラムを改訂することでより質の高いオンライン講座にすることができます。

たとえば、最もエンゲージの高い講座。

7.カリキュラムの改訂と更新をする

講座内の全体エンゲージメント。

講座内の全体エンゲージメント。

受講生1人1人の講座進行状況

講座の進行度合いはそのまま結果に直結します。

オンラインスクールのプラットフォームには、これらのデータを簡単に見る事ができます。

表面的ではなく本心がこれでわかります。

これらのデータをもとに講座内容を改訂することでより満足度が高く結果を出せる講座にすることができます。

また、最新のトピックや技術がある場合は、カリキュラムを更新することも忘れずに行いましょう。

結論

私も一切にこの7ステップでオンライン講座のカリキュラムを作りスクールを運営しています。

その方法を解説しました。

あなたはまずは何から始めますか?
どこで行き詰っているでしょうか?

もし、あなたがオンライン講座を作って販売をしたいと思っているのならば以下のコンテンツが役立つはずです。

オンライン講座の作り方完全ガイドはオンライン講座の作り方から販売手法までを徹底解説しています。


    2 replies to "オンライン講座のカリキュラムの作り方7STEP"

    • 三浦

      いつも大変参考にさせて頂いてます。

      • ariko

        こちらこそ、いつもありがとうございます。何か知りたいことなどあればメッセージください。

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