バイラルマーケティング初心者向けガイド

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バイラルマーケティングの高度なヒントとテクニック

バイラルマーケティングのケーススタディー

第一章

バイラルマーケティングは、シェアと口コミを活用したマーケティング手法です。

別の言い方をすれば・・・

バイラルマーケティングというのは、他の人にあなたの商品やコンテンツを共有してもらうために設計されたマーケティング手法です。

これまでのマーケティング手法は自社のマーケティングメッセージを見込みとなる顧客に届けるものですが、バイラルマーケティングの場合は、顧客が商品やサービスを広めるように促すことです。

とはいっても、現実問題。

何もしなければほとんどの製品がバイラルになる可能性は低いです。

しかし、バイラルコンテンツを戦略的に作成することによって口コミがおこるのです。

では、なぜバイラルマーケティングが必要なのか？疑問に思うかもしれません。こういう疑問を持っている方は、オンライン広告やSEOなどの従来のマーケティングアプローチに固執する方が多いのではないかなと思います。

私ももともとはそうでしたが、そもそもバイラルマーケティングはジュライのマーケティング手法との代用品ではありません。

しかし、これは既に行ってるマーケティングに追加して効果のある手法です。

なぜなら、

・一般的なマーケティング手法：あなたが顧客を集めるための手法
・バイラルマーケティング手法：顧客が顧客を集めるための手法

だからです。

具体的には以下の５つのメリットがあります。

1.ブランド認知度を向上させる
2.トラフィックの急増
3.顧客獲得と売上の増加
4.マーケティングコストの削減
5.既存顧客とのつながりが深まる

少ない資金で10人の顧客を15人、下手すれば100人にさえ増やす効果がある手法なのでやらないほうが明らかに損失が大きいのです。

オンラインでなぜ口コミがおこるのか？

これをより正確に定量化することは不可能です。なぜなら人がなぜ口コミをおこすのか？バイラルがおこるのかのその理由は多数に存在するからです。

しかし、業界調査では一定の正確性の高い理由を教えてくれます。

SEO会社のBussSumoによると、まず、ブログのコンテンツに関しては、長いコンテンツは短いコンテンツよりも大幅に多くのシェアを獲得するようです。

公開日に関しては大きな違いはなかったそうですが、日曜日に公開されたコンテンツが最もシェアされたそうです。

また、長い見出しはソーシャルメディアのシェア数が平均よりも多くなる傾向があるというデータも出たそうです。

そして、最後にシェアされるコンテンツの中で最も多い投稿タイプがリスト投稿でした。動画を含むあらゆるタイプのコンテンツよりもリスト投稿は多くのシェアを獲得しています。

興味深いデータですね。

これだけでもシェアされ口コミされるマーケティングの参考になるはずです。

最初のステップは、人々がシェアしたいトピックを見つける事です。

ようするに、すでにバイラルをおこしてる話題。

なぜ、これをすべきなのか？

口コミされる商品やブランドは、もともとは既にあるトレンドを利用してます。

たとえば、このSquatty Pottyの動画は口コミで広まった動画です。

現在4,000 万回以上再生されています。

確かに動画の内容自体素晴らしいですよね。

しかし。この動画がうまくいった理由は、腸の健康への関心に便乗したからです。

もし、2013年に同じ動画をアップロードしても、市場がそれを受け入れる準備ができていなかったはずです。

つまり、

バイラルなトピックを見つける事が大事なのです。

では、まずはGoogleトレンドを使いましょう。

Googleトレンドは、Googleを使ってるユーザーが検索するトピック（キーワード）のトレンドを教えてくれます。

使い方は簡単。

・ブランド
・製品
・用語

などのキーワードを入力するだけです。

次に、「関連トピック」と「関連クエリ」までスクロールしましょう。

これによって、入力したキーワードに関連するトピックが表示されます。

このようにあなたのビジネスに関連するいくつかのキーワードを検索することだけです。次にどのタイプのコンテンツが最も多くシェアを獲得しているのかを調べていきましょう。

バイラルを起こす際にあなたは売り込んではいけません。

広告のキャンペーンならばまだしも、売り込み要素があればシェア・口コミはおこりません。

そのほかにも

・ロゴ
・権威性

などマーケティングに関連する要素はできる限り削らないといけません。

そうではなく、人々がシェアをしたくなるようなコンテンツを作成することに力をいれるべきです。

先ほど紹介した「Squatty Potty」の動画をもう一度見てみましょう。

この動画は100％製品には関連はしています。

しかし、これはあくまで面白いコンテンツであり学びがあるものです。

商品は途中までしか紹介されていません。

彼らが製品自体について話すのは数秒程度でそれ以外は役だったり楽しかったりするコンテンツになっています。

バイラルコンテンツは当然ですが全ての製品に使えるわけではありません。たとえば、B2B向けのソフトウェアのようなものを販売する場合は、バズるコンテンツを作っても広がることはありません。

そこで、データを活用しましょう。

データは、シェアをされていたりターゲットを絞ってアクセスを集める方法として過小評価されがちです。

たとえば、私のビジネスはオンラインコースの販売とコンサルです。

これはかなりニッチです。

そのため、大衆に面白いコンテンツを作成しても意味があまりないことを意味します。

たとえ、そのビデオがバイラルで広がってもターゲットに届く可能性は低い。

そういう場合。

面白いコンテンツよりも、ターゲットが興味を持っているデータドリブンなコンテンツに焦点を当てましょう。

何百万ものページビューを獲得することはできませんが、小さなニッチ分野の中ではバイラルはおこせます。

たとえば、当ブログの記事のデータをツイートしたら、フォロワー数がゼロにも関わらず９件もSNSでシェアを獲得することができました。

米国版では6900万回以上再生されているのですが、日本でも1本で1000万回以上再生されています。

Doveは美しさを定義する方法として自信やセルフケアなどのトレンドを思いつきました。

そして、このビデオは「すべての女性はそれぞれ美しい！」というようなふわふわしたメッセーにはせずに、他者評価と自己評価との比較をするという具体的かつ感動を生み出すコンテンツを作ったのです。

ソルボンヌ大学の研究によると感情的なコンテンツは共有される可能性が高くなります。

このキャンペーンは正にバイラルをおこす感動的なコンテンツであったところです。この感情を動かすボタンを適切に押すことができればコンテンツを広めることができるいい例です。

これは簡単にはできるものではありません。

マップは、あまり使われていないビジュアルコンテンツです。

ビデオやインフォグラフィックなどとは異なり、マップは簡単に作成することができます。ここではそのマップを使ってバイラルをおこした例をシェアします。

例えば、下記のマップは米国で8775000のＳＮＳシェアを得ました。

このマップは決してデザインが素晴らしいわけではありません。しかし、人が共有するように駆り立てる動機を刺激しているのです。

なぜ、シェアをしたのか？

このマップには賃貸の平均的な家賃が書かれているからです。

その地域に住んでいる人が自分の地域の家賃をシェアしたかったり、これからその地域住みたいと思っている人が共有したいと思うことによってシェアされました。

若年層がガムを使わなくなっている状況を打開するために、これまで使っていたテレビ広告を使わずYoutubeやTwitterを駆使して主力商品のFit‘ｓのプロモーションを行いました。

まず彼らが作ったのが10代の若者をターゲットにしたYoutube動画「２年Ｆ組Fit’s組」を公開し、Twitterでは動画の登場人物たちによるツイートを行ったところ話題を呼んで高校生に「踊ってみた」動画が投稿されるようになったのです。

このように一気に拡散することによってテレビ広告によるプロモーションを行わずとも十分な広告効果が得られて動画の再生数は１か月で1000万円を超える大ヒットになったのです。

このバイラルキャンペーンがうまく機能をした理由は、若者のシェアしやすいコンテンツを分析したところです。

「踊ってみた」コンテンツがシェアされる傾向が高いことに目を付けたことによって、若者がいいと思えるコンテンツを用意して彼らのシェアを引き出したのが成功要因です。

第四章

より口コミやシェアで拡散される可能性を高めたいところです。

そこでコミュニティーは非常に有効です。

もちろんあなたが所有しているコミュニティーであるほうがいいのですが、そうでなくてもコミュニティーは非常に有効です。

どのコミュニティーがいいのか？

それは何を拡散させたいのかによって異なります。

一般的にはYahoo知恵袋や教えてGooなどのサイトでいいでしょう。

これらのコミュニティーでは専門性が薄いためあまり大きな拡散は期待できませんが、気軽に試すことができるのがいいところです。

コミュニティーないで共感を得た場合、メンバーはあなたの投稿にコメントをし好意的な反応を示してくれるはずです。これは、実際にバイラルキャンペーンをする際に参考になる可能性があります。

電子メールによって宣伝をすることも１つの方法です。

あなたが発信するコンテンツに興味を示している人々をターゲットする必要がありますよね？

たとえば、二の腕に関するダイエットに関する動画を公開したとしましょう。

その時に二の腕に関して情報発信しているブロガーやインフルエンサーに拡散してほしいと思うはずです。

その際。

最も拡散してほしい人が多いのがあなたの見込み顧客リストです。

そのため、メールにてあなたが拡散したいコンテンツをお知らせしましょう。

先ほど紹介した事例でもわかるように、動画コンテンツはバイラルになる可能性が高いです。

そのため、さまざまな形式のどれを選ぶ際には動画が一番ベストです。

動画がブログ投稿、インフォグラフィック、電子書籍など。

その他のすべてのものよりも効果がある理由は２つあります。

まず、1つ目の理由は動画は最も多くの情報量を含んでいて感情を動かす効果があります。


そして、、

2つ目の理由がYouTube動画はプラットフォーム上で自然に拡散されます。

違う言い方をすれば、視聴するためにただ開いて再生するだけなので広がりやすいのです。

動画に最初にいかに引き付けるのか？がポイントです。

ユーザーがあなたの動画を視聴して「いいね！」し、シェアをし始めると再生回数・視聴維持率と評価があがるのでYouTubeプラットフォーム上で今度は宣伝されるようになります。

たとえば、先ほどのDoveの動画は美容と密接に関連しています。

しかし、関係がないと当然製品は売れません。

ほかにも、改ざんなどはしないようにしてください。

たとえば、The North Face はGoogleのランキングを高めるためにWikipediaを改ざんしました。そしてバイラルを広めようとしたのですが、そもそもブランドと一致していないため失敗に終わったのです。

第五章

まず、最初にするべきことはあなたのジャンルでバイラルをおこした実績のあるコンテンツを見つける事です。

米国の起業家のクリスは「吸わないストックフォト」という投稿を見つけました。

ストックフォトサイトへのリンクだけの、当たり障りのないリスト投稿であるにも関わらず、その投稿はかなりの数のソーシャルシェアを獲得していました。

その記事を読んだ後に彼は考えました。

「リスト投稿でリンクだけの投稿がシェアをされたのならばもっと良いものを作ったらどうなるだろう？」

と。

ここでクリスは、見つけたコンテンツをブログ投稿にすることにしました。

彼がやったのは、既にシェアされてたコンテンツを

・導入
・本文
・結論

にわけてブログのコンテンツにしたのです。

つまり、先ほどシェアされていたMedium.comの投稿を肉付けをして質の高いブログ投稿にしたのです。

もともとは以下のようなリスト投稿

それをクリスはブログ記事にして質の高いコンテンツを作ったのです。

では、どんな内容を追加したのか？

というと。

・ライセンス情報
・サンプル画像

などを6時間かけて質の高いコンテンツを作ったのです。

コンテンツを公開して祈ってもバイラルはおこりません。

そこで、先ほどの４章で触れた宣伝を行います。

では、どのように宣伝をしたのか？

クリスはターゲットがたむろする場所に投稿をしました。

クリスの場合はウェブデザイナーをターゲットにしているため、RedditのWEBデザインのコミュニティーでシェアすることにしたのです。

181のシェアを獲得をしました。

では、トラフィックはどうか？

このRedditのスレッド１つで一晩2168人の訪問者を集めたのです。

そして、次にクリスは多くのWEBデザイナーコミュニティーにコンテンツを投稿してより多くのトラフィックを集めたのです。