- 2025年6月4日
AIでスライド作れる?初心者向けのおすすめツール&使い方まとめ
「AIでスライド作れるらしいけど…結局どれ使えばいいの?」最近、そんな声をあちこちで聞くようになりました。実際、私のとこ……
「これ…AIで校正した文章っぽくない?」
誰かの提出資料を見たとき、そう感じたことはありませんか?
実は、私自身がまさにそうでした。
Udemyで4.2評価の講師として講座を提供しつつ、ライター歴15年以上の中で、ChatGPTをはじめとする生成AIを文章校正に導入してきました。でも──。
最初は期待してたんです。
誤字脱字を一瞬で見つけてくれるし、文法的にも綺麗になる。
でも実際に使ってみると、「敬語のバランスが変」「文脈がおかしい」「結局自分で直す」なんてことも、正直ありました。
だから私は思いました。
「“自然な文章”をAIで校正するには、“使いこなす力”がいるな」と。
このブログでは、そんな試行錯誤を重ねてきた私の視点から自然で読みやすい文章に仕上げるAI校正ツールの選び方、そして実際に使えるプロンプトの工夫まで、徹底的にお伝えします。
AIだからこそできること、でも人の視点が欠かせない部分。
そのバランスの取り方、今日から変えてみませんか?
「AIで校正すれば完璧でしょ」
そう思っていた時期、私にもありました。
確かに、最近のAIは優秀です。誤字脱字や明らかな文法ミスは、秒で見つけてくれます。でもね、「なんか不自然」「読み手が引っかかる」って感覚、ありませんか?
これは、AIが“人の感情”まで読み取るには、まだ限界があるからなんです。
たとえば、敬語の使い分け。
同じ「お願いします」でも、「ご確認お願いします」と「ご確認いただけますでしょうか」では、場面によって印象がまるで違いますよね。AIはそこを機械的に処理するので、言葉の“空気感”をうまく読み取れないことがあるんです。
私も過去に、AIで校正したメールをそのまま上司に提出して、「なんか機械っぽい」と突っ返された経験があります。恥ずかしいやら悔しいやら…。
でもこの失敗があったからこそ、AI校正に過度な期待をせず、“人の視点”とのバランスが重要だと気づきました。
まずは「AIには得意・不得意がある」という前提で向き合うこと。
それが、自然な文章に仕上げるための第一歩です。
「なんでAIで校正したのに、こんなに読みにくいんだろう?」
これは、AIを使い始めたばかりの頃によく感じていた疑問です。
文章は一見正しくても、読んでみると妙にぎこちなかったり、違和感のある表現になっていたりしませんか?
理由はシンプルです。
AIは“意味が通るか”を重視していて、“自然かどうか”までは判断できないから。
たとえば、
こんな現象、私も何度も経験しました。
とくにChatGPTなどの生成AIは、文脈に合わせるのが得意な反面、「人間らしさ」や「ニュアンス調整」にはまだ弱いんですよね。
過去に、ブログ記事の下書きをAIで校正させたことがあります。
語句は綺麗に整っていたけど、読後の印象が「冷たい」「感情がない」。
逆に、読者の心には届かなかったんです。
つまり、AIの校正が“正しい”とは限らない。
「読者にどう届くか?」という視点を、私たちが補完してあげる必要があるんです。
「AIに添削させたら、なんか文章が“自分のじゃない”感じになった…」
こんなモヤモヤを感じたことはありませんか?
実はこれ、「校正」と「添削」「リライト」の違いを理解していないと、AIとの相性をうまく活かせない原因になりがちです。
誤字脱字、文法ミス、表記ゆれなど、文章の“間違い”を見つけて正すのが「校正」。
AIに最も得意な分野で、ルールに基づいたチェックはスピーディかつ正確です。
添削は、読み手にとって伝わりやすいように「表現を整える」作業。
ここに入るとAIの判断が入りすぎて、自分の言いたいニュアンスとズレが生じることがあるんですよね。
リライトまで行くと、もう“別人の文章”。
AIは論理的にはうまく直すんですが、書き手の“温度”や“語り口”が失われがちです。
私自身も、企画書をAIに任せすぎて、上司から「お前が書いた感がない」と突っ込まれた経験があります。
あれはちょっとヘコみましたね…。
だからこそ、AIにどこまで任せるのか、自分はどこを手直しするのか。
この線引きがとても大切なんです。
「校正」=AIに任せる
「添削・リライト」=人の感覚で最終調整する
こう割り切ることで、AI校正が強力なパートナーになりますよ。
正直なところ、「AI文章校正ツール」とひと口に言っても、数が多すぎて迷いませんか?
私も最初は、どれを試すべきか分からず、10個以上使い倒しました。
その結果、ようやくわかったんです。
選ぶポイントは“目的と相性”。
ビジネスシーンで使う文章。
たとえば社内レポート、クライアント向けのメール、営業資料など。
こうした文章では、「正しさ」だけでなく「印象」が非常に重要です。
たとえば「ご確認いただけますでしょうか」や「お手数ですが」といった丁寧な言い回し。
こうした“ビジネス敬語”を自然に整えてくれるツールは、限られているんですよね。
この用途で私が特に信頼しているのが LeapMe と User Local。
前者はトーンの調整や断り表現の提案が秀逸で、後者は敬語のミスをピンポイントで指摘してくれます。
「え、そこ直すの⁉」っていう気づきもあって、地味に勉強にもなるんですよ。
学生さんや研究者、あるいはエントリーシートを書く就活生にとっては、
「文法の正しさ」と「違和感のない言い回し」が命。
この場合におすすめなのが IWI日本語校正ツール や Shodo。
どちらもPDF・Wordに直接対応していて、ファイルアップロード型だから使いやすいんです。
特にIWIは「公用文チェック」にも対応していて、硬めの表現でもブレない精度があります。
就活中の知人(理系M2)が「これでES通った」って喜んでたくらい、安心して使えるツールです。
もしあなたが私と同じように、ブログやnote、X(旧Twitter)などでコンテンツを発信しているなら、
気になるのは“読まれるかどうか”ですよね。
このときに重要なのは「自然な文の流れ」と「言葉の温度感」。
AIでよくあるミスが、「正しいけど、味がない文章」になってしまうこと。
とくにSNSは口語的な文体が多いので、定型のAI校正では味気なくなる傾向があります。
そこで使えるのが ChatGPT+プロンプト調整。
具体的な指示を与えることで、“あなたらしい語り口”を保ったまま自然な文にしてくれます。
私がよく使うのは「この文章をブログ用に柔らかく自然なトーンに整えて」って指示。
これだけでだいぶ変わります。
最後に絶対に忘れちゃいけないのが「セキュリティ対策」。
社内資料やクライアント情報を含む文章をAIに渡すのって、けっこうリスクありますよね。
ましてや、ChatGPTみたいなクラウド型だと、アップした文章が学習に使われる可能性すらある。
そこでおすすめなのが、ローカルで動く校正ツール。
IWI日本語校正ツールは完全ローカルで、情報が外に出ない設計。
また、ChatGPT APIを自社サーバーで使うというのもアリです。
私は実際に、APIを自前のツールに組み込んで、社内共有用の文書チェックに使っています。
「ChatGPTで校正してるけど、いまいちしっくりこない…」
そんな声、最近ほんとによく聞きます。
でも実はこれ、「プロンプト(指示文)」の出し方が原因であることがほとんどなんです。
AIはすごく優秀ですが、あくまで“聞かれたことに答える”スタイルなので、
こちらの指示が曖昧だと、当然ながら結果も中途半端になります。
私はこれまでに、ChatGPTを使って100本以上の文章を校正してきましたが、
その中で「これを入れるとガチで変わる!」というプロンプトの共通点が見えてきました。
以下に、その中でも実際に使える「3タイプのプロンプト」をまとめます👇
どれもコピペで使えるうえに、即効果が出るのでおすすめです。
以下の文章から、誤字・脱字を見つけて、修正すべき箇所をすべて挙げてください。その上で、修正した後の文章案を作成してください。
校正してほしい文章:
“ここに文章をコピペ”
ポイント:ChatGPTは細かい誤字の検出がやや甘いので、「修正箇所を列挙させる」ことで網羅性が上がります。
以下の文章に不自然な日本語表現や意味が通じにくい箇所があれば指摘し、より自然な表現を提案してください。
校正してほしい文章:
“ここに文章をコピペ”
ポイント:「自然さ」というあいまいな概念を、ChatGPTが判断できるよう“言語化してあげる”のがコツ。
以下の文章をより分かりやすく、読みやすい日本語に改善してください。改善後の文章案も提示してください。
校正してほしい文章:
“ここに文章をコピペ”
ポイント:これは「文章の再構成」も含めてChatGPTに依頼する方法。使い方次第で“人間味”のある文に近づけます。
私がよくやるのは、この3つのプロンプトを「段階的に使う」こと。
いきなり全文をリライトさせるのではなく、まず誤字脱字 → 不自然な箇所 → 改善案…と順番に処理していくと、自然な仕上がりになります。
「プロンプト通りにやったのに、なんか微妙…」
これ、ChatGPTを使っていると、誰でも一度はぶつかる壁ですよね。
でも安心してください。
それ、“あなたの文章が悪い”わけじゃありません。
ただちょっと、プロンプトの出し方を変えるだけで劇的に改善できるんです。
AIは“目的”が明確だと一気に精度が上がります。
たとえば、
✕「この文章を自然に直して」
○「この文章を、ビジネスメールとしてふさわしい敬語に整えてください」
というふうに、「どういう用途の、誰に向けた文章にしたいのか」を最初に伝えるのがポイント。
これはプロンプト設計の鉄則でもあります。
意外と忘れがちなのがコレ。
AIって、放っておくと勝手に文章をリライトしたり、主旨を変えちゃったりします。
だから、
「語尾のトーンは変えずに」
「できるだけ語順はそのままで」
「文章の意味を変えない範囲で修正」
といった「制限条件」も一緒にセットで出すのがベストです。
これは経験上100%言えますが、AIに“一発で理想の文章”を出させるのは難しいです。
むしろ「下書き→フィードバック→修正」の流れで、少しずつ理想に近づける方がずっと自然。
私も普段、最初の出力は「60点」でOKと割り切ってます。
そこから「もっと柔らかく」「語尾を丁寧に」など細かく依頼すると、グッと人間らしい文に仕上がります。
まとめると、プロンプトの改善にはこの3ステップ👇
これだけで、ChatGPTの校正能力は格段にアップします。
AIの校正ツールって、「入れたら自動で完璧!」みたいなイメージ、ありませんか?
でも実際に使ってみるとわかるんです。
“精度の高いツール”=“放っておいても自然な文章になる”とは限らない。
私も以前、ブログ記事の納品直前にChatGPTで整えた文章が、
「機械っぽい」とフィードバックされたことがあります。
中身はOK。でも“雰囲気”が違う──これはAIに任せきりにしたせいでした。
ここでは、そんな失敗を避けるために、AI校正を本当に活かすための「3つの視点」を紹介します。
まず大前提として、AIは“下書きを整える相棒”だと思った方がいいです。
たとえば、誤字脱字や文法ミスの修正は任せてOK。
でも、“どんな印象を持ってほしいか”を調整するのは、人間の役割。
私は納品前の文章は、必ず「AIで整えたあとに、自分の目で整える」という2段階チェックにしています。
このひと手間で、読者からの反応がガラッと変わるんですよ。
ChatGPTのような生成AIに校正させると、「言い回しが似てくる」「堅くなる」という現象がよくあります。
その対策として効果的なのが、
プロンプトにこう入れること:
「あくまで人が書いたような自然な語尾にしてください」
「口語的な柔らかさを保ってください」
こう指示するだけで、AIが“自動でカッコよく整えようとするクセ”を抑えられます。
意外と見落とされがちなのが、セキュリティ面。
社内機密・クライアント情報・未公開原稿など、
そのままAIにアップロードするのはかなりリスキーです。
私が実践しているのは、以下の3つのルールです👇
このちょっとした配慮が、後々のリスクを大きく減らしてくれます。
どれだけAIが進化しても、「最後のチェックは人間の目で」──この原則だけは今も変わりません。
理由はとてもシンプル。
AIは“意味が通る文章”は作れるけど、“伝わる文章”までは保証してくれないから。
私も以前、企業向けメルマガをAIで整えて、そのまま配信したことがあります。
内容は問題なかったんですが、開封率が落ちてしまって…。
後から読み返してみると、「話し方が固い」「まるで社長が書いたようなトーン」。
読者が求めていた“親しみやすさ”が、完全に抜けていたんです。
読み手が学生か、社長か、初対面か。
それによって、同じ内容でも言葉の選び方は変わりますよね。
AIはこうした“読者の温度感”や“場の雰囲気”を判断するのが苦手なんです。
だからこそ、最終的なトーンの調整や言葉の選定には「あなたのセンス」が欠かせないんです。
私がたどり着いた結論はこれ。
AIに文章を整えてもらい、それを“人の感覚”で微調整する。
この二段階が最も自然で、心地よく伝わる文章になるんです。
ツールに任せるところは任せて、でも最後は“あなたの感覚”で整える。
その繰り返しによってあなたの感覚をAIに学習させることにつながるはずです。
「この内容って、AIに入れても大丈夫かな?」
そう思ったこと、一度や二度じゃないはずです。
実はこれ、めちゃくちゃ大事な視点です。
どんなに優れたAIでも、“入力した内容の安全性”はユーザー側の責任。
ここを軽く見ていると、思わぬトラブルに繋がることもあります。
クラウドAI=情報を“学習”されるリスクがある
ChatGPTやBardのようなクラウド型AIは、原則として「学習に利用しない」と明記されていますが、それでも「完全に安全」とは言い切れません。
特に心配なのは、
こうした情報を不用意にコピペしてしまうと、意図せず外部に情報が渡ってしまう可能性もゼロではありません。
セキュリティを最優先にするなら、ローカル完結型のAIツールか、ChatGPT APIを自社サーバー経由で運用するのがベストです。
たとえば、IWI日本語校正ツールは完全にローカル動作。
アップロードも不要で、内部で完結します。
また、私は業務上の文章チェックでは、ChatGPT APIを使って自作アプリに組み込み、
入力内容は一切外に出さない構成にしています。
どうしてもクラウド型を使いたいときは、個人名や数字などを「●●●」などに置き換えるだけでも、
リスクは大きく下がります。
たとえば、
「○○株式会社は、2025年の業績予測として…」
↓
「●●社は、●●年の予測として…」
この程度のマスキングでも、情報流出の防止にはかなり効果があります。
これは鉄則です。
「誰にも見られたくない情報」は、そもそもAIに投げない。
これだけで、最悪の事態は防げます。
AIは便利。でも、便利なものほど“扱い方”には気をつけたい。
文章校正という一見地味な作業だからこそ、セキュリティの意識が未来を守ってくれます。
AIによる文章校正は、今や“時短ツール”を超えて、「伝える力」を磨く相棒になりつつあります。
でも、その本領を発揮させるには、ただ任せるだけじゃ足りません。
今回お伝えしたように
これらの視点を持つだけで、「不自然なAI文章」から卒業して、「あなたらしい言葉」で伝える力が一気に高まります。
私自身、AIを使い始めたばかりの頃は失敗ばかりでした。
「楽になったはずなのに、むしろ文章に納得できない…」
そんなジレンマを抱えていた時期もあります。
でも、ツールとの“付き合い方”が分かってきた今は、文章の完成度も、執筆スピードも、格段に上がりました。
あなたも、AIを「ただの自動化ツール」としてではなく、“伝える力を高めるパートナー”として向き合ってみませんか?
さあ、まずは1つ、自分の文章をAIで整えてみてください。
その結果を、あなたの目で“最後に整える”。
その繰り返しが、きっと「伝わる文章」を生み出してくれます。