- 2023年11月18日
AIでスライド作れる?初心者向けのおすすめツール&使い方まとめ

「AIでスライド作れるらしいけど…結局どれ使えばいいの?」
最近、そんな声をあちこちで聞くようになりました。
実際、私のところにも「テキストから自動でスライド作れるって本当ですか?」という質問が増えています。
でも実際にやろうとすると、ツールが多すぎて選べない。
しかも、ChatGPTとかGammaとか、聞いたことはあるけど、どこから始めたらいいかわからない。
結果、いつも通りPowerPointで1枚1枚スライドを作って、気づけば夜中……そんな経験、あなたもありませんか?
この状態を放っておくと、情報に振り回されて何も始まらないまま。
結局「AIってなんだか難しそう…」と敬遠してしまうかもしれません。
でも、大丈夫。
この記事では、「AIでスライド作成って実際どうなの?」という初心者の疑問に答えつつ、ツールごとの違いや選び方、失敗しない使い方までを、わかりやすく整理しました。
なぜ私がこの話をするのかというと、実際に私自身、オンライン講座のスライドからウェビナー資料まで、いろんなパターンをAIで作ってきたからです。
さらに、Udemyで★4.2講師としてコースを販売し、中小企業へのAI導入も5社以上支援してきました。
試行錯誤の中で、「ここはAI任せでいい」「ここは手をかけた方がいい」その境界線も見えてきました。
「効率よく、でも質は落とさず」に、スライド作成をAIに任せたい。
そんなあなたにこそ、この記事の内容が刺さるはずです。
AIでスライドを作成できるのか?可能性と限界を解説

結論から言うと、AIでスライドは「かなりの部分まで」自動化できます。
ただし、万能ではない。この境界線を知っておくことが、満足度の分かれ道になります。
私が初めてAIでスライドを作ろうとしたのは、オンライン講座の企画中でした。
最初は正直、期待よりも「不安」が勝っていたんです。
「AIって、勝手に内容を捏造したりしない?」
「変なデザインになったら逆に手間じゃない?」
って。
でも、やってみたらびっくりしました。
たとえば、CanvaやGammaのようなツールにテキストを入れるだけで、構成→レイアウト→画像まで一気に提案してくれる。
ゼロから作っていた時に比べて、作業時間は1/3以下になった感覚です。
もちろん、完全に丸投げはできません。
情報の正確性や、プレゼンの“流れ”は人の目で整える必要があります。
それでも、「骨組み」をAIが作ってくれるだけで、心理的にも時間的にも負担は激減しました。
ポイントは、“AIにどこまで任せていいか”を自分で見極めること。
作りたい内容や用途によって、AIの使い方は変わってきます。
「完璧じゃなくていい。でも、早く・ラクに・それなりに良いスライドが欲しい」
そんな人には、今のAIは間違いなく強力な味方になります。
AIスライド作成の主な使い方パターン3選

「AIでスライドを作れる」と言っても、どの段階の素材を渡すかでやり方が変わります。
ここでは、私が実際に試したなかでも使いやすかった「3つのパターン」を紹介します。
ケース①:アイデアが曖昧なとき(テーマだけある)
この段階では、ChatGPTやClaudeのような対話型AIが役立ちます。
「こんなテーマでスライド作りたいんだけど…」と相談すると、
アウトライン案や構成例を提案してくれるんです。
私はよく、ChatGPTに“受講者の悩みを想定して”構成を考えてもらうところから始めます。
それをベースに、SlidesAIやGammaに流し込むと、一気に形になるので時短になります。
ケース②:伝えたい要点が決まっているとき
「見せたい内容や流れは頭の中にある」そんなときは、
要点だけ箇条書きにしてAIツールに入力するのがベストです。
たとえばGammaの場合、
トピックを入力すると自動で構成・スライド数・デザインまで一括提案してくれます。
一番ラクに「それっぽい」資料ができるパターンですね。
ケース③:完成したテキストがあるとき
セールスウェビナーや講座用スクリプトのように、すでに文章があるなら要約+分割がカギ。
私の場合はまず、ChatGPTやClaudeに
「この文章を、スライド向けに15枚構成で要約して」と依頼します。
それをそのままミリキャンバスやCanvaに貼り付けるだけで、ほぼ完成形になります。
特にミリキャンバスはAI起点で作られているので、構成の流れも自然。
「Canvaは途中で手直しが多くて…」という人には断然おすすめです。
このように、自分の持っている素材に応じて“AIとの付き合い方”を変えるのがコツ。
丸投げするよりも、「ここまでやってもらう」と決めた方がうまくいきます。
無料で使える!おすすめAIスライド作成ツール比較
「どれを使えばいいのか分からない」
AIスライド作成で一番多い相談が、まさにこれです。
なので今回は、無料で使える&初心者でも試しやすい主要ツールを一覧にしました。
私自身が実際に使ってみた使用感や、向いている人のタイプも一緒に紹介します。
ツール名 | 特徴 | 向いている人 | 無料プラン |
---|---|---|---|
Gamma | テキスト入力でプロっぽいスライド生成/デザイン力◎ | 初めてAIでスライド作る人 | あり |
Canva | デザイン自由度が高い/AI機能はやや限定的 | デザイン経験がある人/調整したい人 | あり |
Felo AI | トピック入力だけで構成&本文も生成 | 時間がない人/自動生成派 | あり |
SlidesAI | Googleスライド連携/日本語もOK | 既存環境を活かしたい人 | あり |
Microsoft Copilot | PowerPointと完全連携/企業利用向け | すでに365を使っているビジネス層 | 条件あり(有料プラン) |
ミリキャンバス | AI特化型UI/LPや画像も同時生成 | Canvaが使いにくかった人 | あり |
Gamma:テキストから瞬時にプロ級スライド
「文章を入れるだけで、それっぽい資料になる」と感じたのがGamma。
AIが自動で構成・レイアウト・デザインまで仕上げてくれるので、
資料づくりがまるで「コピペして待つだけ」の感覚に。
デザインのクオリティが高く、スライドの見栄えも◎。
テンプレートが豊富で、「迷ったらこれ」的な定番AIツールです。
Canva:デザイン経験者に最適な万能型
Canvaは言わずと知れたデザインツール。
AIによるスライド生成機能もありますが、完全自動というより「半自動+カスタム」型。
テンプレートと画像素材の豊富さは圧倒的で、
「ちょっとこだわりたい人」にはピッタリです。
特にプレゼン資料+配布資料+SNS投稿など複合的に使いたい人におすすめ。
Felo AI Search PPT Maker:話題の一括生成型
「とにかく時間がない」「全部AIに任せたい」
そんなときはFeloが便利です。
トピックやキーワードを入力するだけで、構成・本文・デザインすべて自動生成。
シンプルで見やすく、英語ベースながら日本語対応も可能です。
業務スピード重視のフリーランサーにも◎。
SlidesAI:Googleスライドユーザーに最適
Googleスライドを使っているなら、SlidesAIが一番スムーズです。
テキストを入力すれば、Googleスライド上で直接デザインを自動化。
「余計な移動や形式変換をしたくない」という人には超便利。
日本語も問題なく使えますし、Googleドライブとの連携も強いです。
Microsoft Copilot:PowerPointとの完全連携
ビジネス現場で「PowerPoint派」のあなたには、Microsoft Copilotが最強。
WordやExcelと連携して、ナチュラルな日本語で指示するだけでスライドを自動生成できます。
ただし、Microsoft 365の有料アカウントが必要なので注意。
企業やチーム導入向けですが、安定性と実用性は抜群です。
ミリキャンバス:AI前提の設計がとにかく使いやすい
最近急激に話題になっているのが、ミリキャンバス。
UIはCanva風だけど、最初からAIに最適化されている設計なので、
とにかく迷わず使えるのが強みです。
スライドだけでなく、LPや画像、SNS投稿用まで**「全部AIでデザイン→編集OK」**という柔軟さ。
初心者でも“プロっぽい見栄え”に仕上がるのが最高にありがたい。
このように、それぞれのツールには「得意分野」があります。
大切なのは、自分の用途や作業スタイルに合うツールを選ぶこと。
まずは無料プランで試してみて、「これなら続けられる」と思えるものを見つけてみてください。
AIスライド作成で失敗しないコツと注意点

「AIにスライドを任せてみたけど、結局手直しばっかりで疲れた…」
そんな失敗談、実は少なくありません。
AIツールは確かに便利です。でも、使い方を間違えると「逆に手間が増える」落とし穴があるんです。
ここでは、私が実際に体験して学んだ「失敗しないための3つのコツ」を紹介します。
コツ①:最初に「どこまでAIに任せるか」を決めておく
スライド作成には、「構成」「文章」「デザイン」の3ステップがあります。
全部をAIに任せると、どこかで「ん?」というズレが出てくる。
なので、あらかじめ“AIにやってもらう範囲”を決めておくのが一番ラク。
たとえば私は、
- 構成:AIに丸投げ(ChatGPT or Gamma)
- 文面:要所だけチェックしてリライト
- デザイン:基本はそのまま、気になる箇所だけ修正
このスタイルで、調整時間が約半分以下になりました。
コツ②:入力するテキストやプロンプトの精度を上げる
AIの出力は「入力の質」に左右されます。
なんとなくの指示だと、なんとなくのスライドしか出てきません。
だからこそ、プロンプト(指示文)にひと手間かけることが大事。
たとえば、「営業初心者向けの商談マニュアルを10枚のスライドにして」
みたいに対象読者・目的・枚数・トーンをしっかり伝えると、かなり精度が上がります。
私はプロンプト例をテンプレ化して、いつもコピペで使っています。
コツ③:手直しが必要なのは“前提”として考える
これは声を大にして言いたいんですが、
「AI=完璧な完成品をくれる魔法」ではありません。
特に、
- 情報の正確さ
- 表現のニュアンス
- 見出しと内容のズレ
こういった部分は人の目でチェックする必要があるんです。
最初から「手直し前提」と思っていれば、逆にストレスも少ないし、
「手直しのポイント」も自然とわかってきます。
AIは“使いこなす”意識で接すると、本当に頼れる相棒になります。
「全部やってくれる」ではなく、「7割やってくれる」を基準に考えてみてください。
まとめ:AIでスライド作成、正しく使えば武器になる
「AIって便利そうだけど、ちゃんと使えるの?」
最初はそんな疑問があって当然です。私もそうでした。
でも今では、オンライン講座もウェビナー資料も、AIを使わない方が逆にしんどいとすら感じています。
今回の記事の要点をおさらいすると、、、
- **AIでスライド作成は十分に可能。**ただし丸投げではなく“使い分け”がカギ
- 素材別にやり方を変える(アイデア・要点・完成テキストの3パターン)
- 無料で使える優秀なツールが多数。目的や作業スタイルに合うものを選ぶ
- AIは万能じゃない。精度の出し方・手直しの前提が成功の分かれ道
私たちはもう、“すべてを手作業でやる時代”に戻れません。
AIを上手く活用することで、もっと自由に、もっと創造的なことに時間を使えるようになります。
そしてなにより、スライドづくりが少しでも「ラクになった」と感じてもらえたら、
それだけでこの記事を書いた意味があります。
さあ、あなたはどのツールから試してみますか?
気になったものがあれば、ぜひ今日から触ってみてください。
「思ったより簡単だった!」そんな体験が、あなたを待っているかもしれません。