- 2023年11月18日

「AIにもっと賢く書いてもらいたいのに、ぜんぜん思った通りにいかない…」
正直、最初は私もそうでした。
プロンプトを工夫すれば精度が上がるって聞いても、
じゃあ実際どんな風に書けばいいの?って迷うんですよね。
それに、記事やSNS、メルマガ、LINE…使う媒体によっても言い方は違う。
一発で意図を汲み取ってくれる“魔法の指示文”なんて、あるわけない。
そう思って、何度も試しては失敗を繰り返しました。
でも、あるとき気づいたんです。
「AIがうまく動かないんじゃなくて、“こっちの伝え方”が悪かったんだ」と。
この記事では、そんな気づきから生まれた“AIが本気を出すプロンプト構成”を、5ステップでまとめています。
実際に私はこの方法で、
・1/10の時間でコンテンツが完成
・複数媒体に展開可能
・ROAS1600%超のセールスコピーも自動生成
という成果を出してきました。
そのための基本中の基本となるエッセンスをこの記事ではまとめましたので
「AIが“相棒”になる瞬間」を体験してください。
AIライティングが思い通りにいかない理由

最初にハッキリ言ってしまうとAIがうまく書けない原因の8割は「こちらの指示不足」です。
よくあるのが、「〇〇について書いて」とだけ入力して、
「なんか違う…」「薄っぺらい…」とモヤモヤするパターン。
でもこれ、AIがダメなんじゃないんですよ。
たとえば部下に「記事書いといて」とだけ言ったらどうなるか?って話です。
よくある“ダメなプロンプト”の特徴は以下の4つです。
- 指示が1行で終わっている(背景・目的が不明)
- 曖昧な言葉が多い(例:「わかりやすく」「面白く」だけ)
- 誰に向けた文章かが書かれていない
- トーンや形式(見出し付き/字数指定など)がない
私も以前、
「ChatGPTに“SEO記事 書いて”って言ってみたけど全然ダメだった…」
そんな失敗を繰り返してました。
でも、構造を見直してみたんです。
そしたら同じ内容を伝えても、出力される文章のレベルが一気に変わった。
つまり、問題はAIじゃなく「伝え方=プロンプト構造」にあるんです。
あなたも「これ、AIが悪いんじゃなくて自分のせいかも…」と思ったことありませんか?
次は、その「伝え方」をどう変えていけばいいか?
成果を出している人たちの共通点から紐解いていきましょう。
プロンプトで差が出る!成果を出す人の共通点
同じAIを使っていても、「ちゃんと成果が出る人」と「全然使いこなせない人」って分かれます。
その違いは何か?──ズバリ、プロンプトの“構造”と“視点”です。
成果を出す人に共通しているプロンプトは、
- “誰向けに何を伝えるか”を必ず明示している
→ 読者ターゲットと目的があれば、出力がブレません。 - 役割・条件・形式をセットで伝えている
→ 「あなたは〇〇のプロです」「見出し付き」「1500字以上」など、明確な制約がある。 - 最初から完璧を狙わない
→ “初稿→フィードバック→修正再生成”を当たり前にしている。
たとえば、私が支援しているある中小企業では、セールスレター用のプロンプトを整備しただけでROAS1600%(16倍)超えの広告成果が出ました。
それまでは何度も書き直していたLPのコピーも、「役割×条件×トーン」のひな形を使うだけで一発OKになったんです。
逆に、成果が出ない人は「一文だけで魔法のような結果」を期待しがちです。
でもAIは“思考の補助ツール”であって、情報が少なければ少ないほど精度は落ちるんですよね。
【保存版】AIが本領を発揮するプロンプト構成5ステップ

「結局、何をどう書けばいいのか?」
多くの人がつまずくのは、ここですよね。
AIに“伝わる指示”を出すには、ただ思いついたことを打ち込むだけじゃ足りません。
私が実際に成果を出してきた中で見えてきたのが、この5つのステップです。
まずは、“誰に向けて何を伝えるのか”をはっきりさせましょう。
たとえば、
「30代の働くママに、時短レシピを紹介したい」
「副業初心者に、アフィリエイトの始め方を伝えたい」
これがあるだけで、AIの語り口や構成が一気にブレなくなります。
次に、「全体の流れ(アウトライン)」を先に見せるのがポイント。
「導入 → 問題提起 → 解決策 → まとめ」の4部構成で
「見出し付き、1500文字以上で」といった形で伝えると、AIは安心して書けます。
これが一番重要。
私はこのテンプレで指示を出しています。
役割
あなたはプロの◯◯ライターです。
タスク
以下の条件をもとに記事を作成してください。
制約条件
・初心者向け
・2000字以上
・見出し付き、本文に事例を含む
こう書くだけで、AIの“迷い”が激減します。
プロンプトの中に「こういう感じで」と例文を入れることで、
出力の安定感がまるで違います。
たとえば:
【例】「この商品は、忙しい人にも優しい“時短アイテム”です。」
など、ゴールのイメージをAIに見せてあげることが超重要です。
「一発で完璧な文章を出そう」と思わないこと。
まず生成してみて、違和感があればAIに再指示を出せばOKです。
「もっと初心者向けに」
「文体を優しくして」
「例を追加して」など、微調整で精度はぐんと上がります。
この5ステップを押さえるだけで、“なんとなく出す”プロンプトから、“意図を正確に伝える設計”に変わります。
次は、実際にどう使えばいいのか?媒体別・目的別の具体的プロンプト例を見ていきましょう!
媒体・用途別!プロが使ってるAIプロンプト例集

AIに文章を書かせたい場面って、ブログだけじゃありませんよね。
私自身、ブログ記事だけでなく
メルマガ・LINE・X(旧Twitter)・セールスレター・note・動画台本まで
AIライティングを活用しています。
でも、媒体が違えば「伝え方」「トーン」「構成」も変わります。
そこで今回は、実際に使っている媒体別プロンプト例をまとめました。
ブログ記事
あなたはSEOとコピーライティングに精通した日本人プロライターです。
以下の条件を満たすブログ記事を作成してください。
【目的】
Google検索経由で見込み客を集め、信頼・リスト獲得・販売導線につなげるためのSEO型記事を作成する。
【入力項目】
・ターゲット読者(年齢、性別、悩み)
・検索キーワード(1語〜複合)
・狙いたい検索意図(例:始め方、注意点、比較
・文字数の目安(例:3000字)
・参考にしたい構成(あればURL)
・ペルソナに伝えたい主張(例:「初心者でもできる」)
【出力内容】
・SEO見出し構成(h2,h3)
・導入文(悩み共感→結論→本文誘導)
・本文(見出しごとに分割)
・まとめ(CTA含む)
【ルール】
・PREP法やPASONA、FABなどを活用し論理的に構成する
・1文は60字以内、改行・空白で読みやすく
・口調は「です・ます調+親しみやすい雰囲気」
・AI的な違和感が出ないよう自然な語彙とリズムを使う
【参考理論】
・沈黙のWebライティング(松尾茂起)
・10倍売る人の文章術(神田昌典)
メルマガ
あなたは感情に訴える文章と販売心理に精通したプロのメルマガライターです。
以下の情報を元に、読者が最後まで読んで行動したくなる構成でメルマガを書いてください。
【入力項目】
・ターゲット属性(例:副業を始めたい30代男性)
・メインメッセージ(例:「正しい方法なら稼げる」)
・伝えたい体験談・ストーリー(実話ベース)
・伝えたい商品やサービス(紹介する場合)
・リンク先URL(LPや登録ページ)
・トーン(例:熱量高め/共感重視)
【出力内容】
・件名(開封されるものを3案)
・導入(共感・悩み提起)
・本文(ストーリー+気づき+解決策)
・オファー(行動促進)
・署名+追伸(人間味を出す)
【ルール】
・読者が「自分の話だ」と思えるような語り口
・一文を短くし、テンポ良く
・「読む→納得→行動」まで自然な流れをつくる
・1通で完結する構成(シナリオ配信の場合は指定
【参考理論】
・ドリルを売るには穴を売れ(佐藤義典)
・The Copywriter’s Handbook(ロバート・ブライ)
X(旧Twitter)投稿
あなたはTwitterマーケティングに精通したコピーライターです。
以下の条件をもとに、バズ・共感・有益性のいずれかを重視した投稿を作ってください。
【入力項目】
・ジャンル(例:副業、SNS集客、子育て)
・投稿の目的(例:バズ狙い/有益シェア/誘導)
・伝えたい一言メッセージ(主張、フレーズ)
・補足情報(体験談、例、オチなど)
・文字数制限(任意/140字以内推奨)
・CTA(任意/プロフィール誘導など)
【出力形式】
・投稿文(140字以内)
・必要に応じて改行ありバージョンも
【ルール】
・最初の一文で「続きを読ませる」仕掛けを入れる
・比喩、感情語、数字、リズムを意識する
・読みやすさと共感のバランスを重視
・特定層に刺さる前提で絞る
【参考理論】
・「SNSで人を動かす」技術(ゆうこす)
・「Twitter集客大全」(マナブ)
セールスレター
あなたはDRMと心理トリガーに精通したセールスライターです。
以下の情報をもとに、高成約率のセールスレターを作成してください。
【入力項目】
・商品名/サービス名
・ターゲット(年齢/性別/属性/悩み)
・ベネフィット(理想の未来、解決する問題)
・証拠(実績・事例・データ)
・オファー内容(価格・特典・保証)
・緊急性・限定性(あれば)
・目的(成約/リスト獲得など)
・使用したい構成(AIDCAS/QUESTなど)
【出力内容】
・キャッチコピー
・問題提起 → 解決策提示 → 商品紹介
・ベネフィット強調 → 証拠 → CTA
【ルール】
・構成は論理的かつエモーショナル
・1文1メッセージ、読みやすさ優先
・「共感→信頼→欲求→決断」まで誘導
・数字・具体性・証拠を盛り込む
【参考理論】
・AIDCAS、QUEST、REMEDY/OUTCOME構造
・セールスライティング・ハンドブック(神田昌典)
・現代広告の心理技術101(ドルー・エリック・ホイットマン)
note記事(コラム・体験談系)
あなたは読者の感情に訴える文章が得意なnote作家です。
以下の情報をもとに、読者の共感と反応を得られるような体験談・コラム形式の記事を書いてください。
【入力項目】
・タイトル案(任意)
・テーマ(例:副業で稼げた話/失敗から学んだ教訓)
・語り口(例:感情を込めて、淡々と)
・読者に届けたいメッセージ(例:「誰でも最初は不安」)
・体験した出来事の概要(事実ベースで)
【出力内容】
・導入(興味・共感)
・本文(出来事→心情変化→気づき)
・まとめ(読者への提案・メッセージ)
【ルール】
・共感される失敗談や葛藤を入れる
・一文短め、改行多めでnote読者向けのテンポ
・「私語り → あなた語り」の流れを意識
【参考理論】
・エモーショナルライティングの技法
・自分を語る文章術(藤本智士)
Instagram投稿(フィード/リール)
あなたはInstagramに最適化された構成でフィード投稿・リール台本を作れるマーケターです。
以下の情報を元に、スワイプされる構成や視聴完了されるスクリプトを作成してください。
【入力項目】
・ターゲット(例:30代主婦、SNS初心者)
・テーマ(例:SNSで稼ぐには?)
・投稿タイプ(フィード/リール)
・伝えたいメッセージ(主張/気づき)
・リールの場合は:秒数制限(例:30秒)
・トーン(例:オシャレ系、カジュアル系)
【出力内容】
・フィード:1枚目キャッチ → 2枚目以降の流れ(最大5枚構成)
・リール:冒頭キャッチ → 中盤構成 → 結末CTA
【ルール】
・1枚目/冒頭3秒にインパクト・驚き・共感を
・ビジュアルイメージに合うテキスト量で
・全体を通して一貫したストーリーラインにする
・絵コンテのような説明を含めてもOK
【参考理論】
・「Instagramマネタイズ戦略」/たかし(SNSマーケター)
・リール動画シナリオテンプレート(TikTok/IGショート動画)
このように、同じAIでも「言い方ひとつ」で全然違う結果が出るんです。
「何を書くか」ではなく「どう伝えるか」が、プロンプト設計のキモ。
次は、ChatGPT以外のツールにも触れながら、
AIライティングの幅を広げる方法をお伝えします!
【実例あり】プロンプト次第でここまで変わる!成果事例3選

「プロンプト」と聞くと、多くの人がまず思い浮かべるのはChatGPT。
でも実は、使い分け次第でAIの得意分野をもっと活かせるんです。
ここでは、私自身が使い分けてきたツールごとの特徴と、それぞれに合ったプロンプト設計のコツを紹介します
事例①:セールス動画台本でROAS1600%達成(広告・マーケ領域)
ある中小企業のマーケ担当者は、セールス動画の台本をAIで自動生成していました。
ところが最初の出力は「説明的で退屈」な内容ばかり。
ターゲットへの訴求力が弱く、視聴離脱率も高かったんです。
そこで、構成・トーン・伝える順番を見直したところ、
購買意欲を刺激する台本が完成し、広告効果は一気に改善。
最終的にROAS1600%超えを達成するまでに成長しました。
事例②:SNS投稿・note記事を量産して月750PV獲得(コンテンツマーケ)
副業ブロガーのAさんは、「何を書けばいいかわからない」と手が止まっていました。
AIは使っていたものの、テーマも構成も毎回曖昧で、時間だけが過ぎる日々。
そんなとき、文章構成や目的、文調などの指示を整理しただけで状況が一変。
AIから安定した出力が得られるようになり、1ヶ月でnote記事を8本更新。
その結果、月間750PVを達成。 投稿の継続も苦にならなくなったそうです。
事例③:工程管理テンプレートで作業時間30%短縮(製造業)
製造業の品質管理部門では、作業報告書をAIで自動作成する取り組みをしていました。
しかし最初の頃は、誰が読んでも「使いにくい」「読みづらい」と感じるものばかり。
そこで、日々の業務フローに寄り添った“出力形式”と“指示の順番”を整理。
結果、チェック漏れが減り、報告作業の所要時間は30%短縮。
さらに、書式の統一でミスや属人化の問題もクリアになったのです。
このように、特別なスキルがなくても「伝え方を整えるだけ」で、
AIが本来の力を発揮し、業務の成果に直結するんです。
まとめ:構造化プロンプトでAIが“使える相棒”になる
AIに文章を書かせる時代──確かに便利です。
でも、その便利さを“本当に武器にできる人”はまだ少数派かもしれません。
なぜなら、**「プロンプト=AIとの会話力」**だから。
こちらの意図が曖昧なら、AIも迷ってしまう。
でも構造を整えて伝えれば、AIは驚くほど精度高く動いてくれます。
- 「誰に・何を・どんな形で」を明示するだけで出力が変わる
- 成果が出る人は、プロンプト構成に“5つの型”を使っている
- 媒体やツールに応じて、指示の仕方は変えるべき
- 実例でも明らかなように、伝え方次第でROASも作業時間も大きく変わる
私自身も「全然思い通りに書いてくれない…」という壁に何度もぶつかってきました。
でも、その度にプロンプトを改善することで、AIはただの道具から“相棒”へと変わっていったんです。
あなたもぜひ、この記事で紹介したステップやテンプレを活用して、
AIライティングを「時短」や「効率化」だけでなく、成果を出せる武器として使いこなしてみてください。