Webデザイナー単価アップ方法|“価値”を伝えて月収2倍を実現する戦略

Webデザイナー単価アップ方法|“価値”を伝えて月収2倍を実現する戦略

「このスキルでこの単価…正直、安すぎないか?」

そんなふうに思いながら、でも「交渉して断られたらどうしよう…」と不安を抱えたまま、
またいつものように低単価の案件に手を出していませんか?

私のところにも、そんな相談がよく届きます。
特にフリーランス歴3〜5年目あたりの方に多くて、「実績はあるのに収入が伴わない」と、悶々としているんですよね。

私自身、これまでコンサルや専門職の方々の単価を10倍以上に引き上げてきましたが、
デザイナーさんの場合、特に“自分の価値を言語化できていない”ことがネックになっていると感じます。

でも安心してください。
実は単価を上げるために必要なのは、スキルの追加でもポートフォリオの刷新でもない。
「価値の伝え方」と「相手の選び方」を少し変えるだけで、報酬は一気に跳ね上がります。

この記事では、
実際に私が関わったフリーランスWebデザイナーが「単価3倍」を実現した方法や、
今日から実践できる具体的な行動ステップを紹介していきます。

「もっと自分を正当に評価してほしい」
そう願っているなら、最後まで読んでみてください。

Webデザイナーの単価は本当に安すぎるのか?

私のところに相談に来るデザイナーの多くが、こう言います。
「スキルはあるのに、なぜか単価が上がらない」
「このまま続けてても、未来が見えないんですよね…」と。

まず結論から言います。

多くのWebデザイナーは、自分の価値に見合わない金額で仕事を引き受けすぎています。

たとえば

● LP1本制作:5万〜100万円
● バナー制作:5,000円〜30,000円
● コーポレートサイト:30万〜80万円

というのが、実際の相場です。

でも現実は、
「クラウドソーシングで1万でLP作ってます」
「時給1,500円換算くらいです」という声が後を絶ちません。

なぜ、こんなにも“安く請け負ってしまう”のか?

それは相場を知らないまま、
「このくらいでいいかな」と価格を決めているケースが多すぎるからです。

本来、あなたのスキルはもっと高く評価されていい。
そして、正しい相場を知ることは、単価アップの第一歩になります。

案件別の単価相場まとめ

単価アップを目指すなら、まずは**「相場感を言語化できること」**が大前提です。

ここでは、よくあるWebデザイン案件ごとの一般的な価格帯を紹介します。

案件内容単価目安補足
コーポレートサイト30〜80万円ページ数・要件で変動
LP(ランディングページ)5〜100万円商品ジャンルや構成量で大きく差
ECサイト構築100〜300万円商品数・連携システムで変動
UI/UX設計40〜60万円アプリ/サービス設計など
バナー制作5,000〜30,000円サイズ・用途で変動
ロゴ制作2万〜30万円ブランド戦略に関わると高単価

この表を見て、「え、私もっと安くやってる…」と感じた方。

その違和感こそが、今あなたが抜け出すべき“低単価ループ”のサインです。

私がサポートしたデザイナーの中には、
「LP1本=5万円」で受けていた人が、
価値提案を変えただけで同じ作業内容を“50万円”で受注したケースもあります。

つまり、価格は“作業量”ではなく“伝え方と相手”で決まるということ。

まずは自分の現在単価と、相場とのギャップを比べてみてください。
そこから、変化は始まります。

時給・月収ベースで考える適正単価

Webデザイナーの単価を考えるとき、
意外と見落とされがちなのが「時給換算で妥当かどうか?」という視点です。

たとえば、ある案件で30万円の報酬を受け取ったとしても、
実際に作業・打ち合わせ・修正対応など含めて“60時間”かかっていたら、
時給は 5,000円

一見、悪くない数字に見えますが、そこから営業・管理・空白時間も含めていくと、実質はもっと下がるケースも多いです。

適正な単価ラインを考える目安

  • 月収ベースで50万〜70万円台を目指すなら、時給3,000〜5,000円は必要
  • 週5日・1日6時間稼働で月120時間稼働とすると…
     → 単価:1時間あたり4,000円以上が理想

実はこれ、「上級スキルが必要」という話ではありません。

私のクライアントの中には、派手な経歴もなく、Adobeの基本機能+提案資料だけで、

1日6時間稼働・月60万円超を安定化させた方もいます。

なぜそんなことが可能かというと「価値の見せ方」と「単価交渉の自信」があったからです。

なぜ単価が上がらないのか?5つの盲点

なぜ単価が上がらないのか?5つの盲点

「単価を上げたい」と思っていても、なぜかずっと据え置きのまま。
実力はあるはずなのに、クライアントには安く見積もられる…。

その原因、多くの人が**“価格だけの問題”だと勘違いしている**んです。

実際には、もっと根深い“5つの盲点”があります。

『言われた通り病』にハマってないか?

「クライアントの指示通りにやるのが仕事でしょ?」
そんなふうに思っているWebデザイナーは、少なくありません。

でも、それが“低単価ループ”の入口なんです。

なぜなら、言われたことだけをこなすスタンスだと、
「ただの作業者」として見られてしまうから。

私が見てきた中でも、単価が低く据え置かれている方の多くは、
「提案してない」「目的を聞かない」「改善案を出さない」といった共通点がありました。

一方で、単価が高い人ほど、
「この目的なら構成をこう変えた方がいいですね」
「実は前回のLPでCV率が落ちていたので改善案があります」と、
“デザインを使って成果を出すパートナー”として動いています。

つまり、言われたことをやるだけの“デザイナー”から、
ビジネスに貢献できる“クリエイティブ戦略家”へシフトすることで、
あなたの価値も自然と上がっていくんです。

安さを売りにしたポートフォリオ

ポートフォリオを見たとき、「これ、安くやってくれそうだな」と思われてしまうような構成になっていませんか?

じつはこれ、無意識のうちに**“価格競争に巻き込まれる原因”**のひとつなんです。

たとえば、

✅ デザインだけがズラッと並んでいて「成果」や「目的」が語られていない
✅ 価格表を目立つ場所に配置して「安さ」を強調している
✅ 自分の“強み”や“こだわり”が一切書かれていない

これらはすべて、「私は安くてもいいです」と暗に伝えているようなもの。

一方、私が支援して単価を上げた方のポートフォリオは、こうなっています。

  • その案件の課題と目的が一言で書かれている
  • 「デザインの意図」と「成果(例:CV率2倍)」が明記されている
  • 「得意ジャンル」や「制作におけるこだわり」まで可視化されている

これにより、“価格ではなく価値で選ばれる”ポートフォリオに変化しました。

あなたのポートフォリオ、価格で競争させられる設計になっていませんか?

今一度、見直してみるタイミングかもしれません。

単価を上げるには“価値”を伝える技術が必要

単価を上げるには“価値”を伝える技術が必要

「この価格、高いって思われたらどうしよう…」
そう不安になって、つい低めの金額を提示してしまった経験、ありませんか?

でもここで大事なのは、**「いくらでやるか」より「なぜその価格なのか」**を伝えることなんです。

単価が上がらない多くのケースで共通しているのは、
「価値の説明がされていない」ということ。

たとえば



「このデザインで問い合わせが何件増えたのか」
「なぜこの配色・構成にしたのか」
「この改善がビジネスにどう影響したのか」など、
数字・背景・意図をセットで伝えることで、“価格に納得”が生まれます。

これは私のクライアントでも、実際に大きな差を生みました。

同じバナー制作でも、
→「1枚5,000円」しか出せないと言われた人が、
→「CV率の比較」や「配信後の効果レポート」まで提案するようになった結果、
**「月3万〜の定期発注に格上げされた」**という事例があります。

価値を“伝える力”が身につくと、価格で断られることが激減します。
むしろ「それならその金額でもお願いしたい」と言われるようになるんです。

数字で伝える成果・効果

「このデザイン、すごく頑張ったんです!」
…その気持ち、よくわかります。

でも、クライアントは“努力”ではなく**“結果”**にお金を払います。
だからこそ、成果を数字で伝えることが、単価アップの武器になるんです。

たとえば、ただ「LPを作成しました」と言うのではなく、
「公開初月でCV率が3.4%から7.1%にアップしました」
「広告クリック数が2倍になりました」といった具体的な数値があるだけで、
説得力と信頼感が圧倒的に変わります。

これは実績が少ない人でも同じです。

「SNS用バナーの反応率がアップした」
「Google広告のCTRが1.2倍になった」など、
小さな成果でも数字に変換して見せることで、クライアント側は“費用対効果”をイメージしやすくなるんですね。

私が関わったクライアントの中にも、
数字を見せるようになっただけで、
バナー単価が5,000円 → 15,000円に跳ね上がった人もいます。

技術やデザイン力ではなく、
“伝え方”を変えるだけで、単価は確実に変わります。

「自分は何を提供できるのか?」を言語化

なたは今、「私はWebデザインができます」と伝えていませんか?

でも、残念ながらそれだけでは差別化にはなりません。
なぜなら、同じことを言っている人が何百人と存在しているからです。

クライアントが求めているのは「Webデザイン」ではなく、
“何を実現できるのか”という結果や価値なんです。

たとえば──

  • ECサイトのコンバージョン率を上げたい
  • SNSで映えるブランドイメージを作りたい
  • サービスの世界観を表現して売上につなげたい

こうした目的に対して、
**「私は〇〇な成果を提供できます」**と具体的に言えるかどうかが、単価を左右します。

私のクライアントでも、
「何でもできます」から「女性向け商品のLPでCV率を高めるのが得意です」に言い換えた瞬間、
単価が1.8倍になったという事例があります。

つまり、重要なのは**「作業の説明」ではなく「変化の提示」**なんです。

自分の提供価値を言葉にできたとき、
価格交渉は“お願い”ではなく“提案”に変わります。

成功事例:単価が3倍になった交渉術と戦略

成功事例:単価が3倍になった交渉術と戦略

ここでは、実際に私がサポートした**30代の男性Webデザイナー(フリー歴4年)**の事例を紹介します。

彼は当初、1LPあたり5万円で請けていました。
制作スキルは申し分ないものの、

・「単価交渉は苦手」
・「クライアントの言いなりになってしまう」

という悩みを抱えていました。

そこで私がアドバイスしたのは、“価格を上げる”のではなく、「価値を言語化する」ことに全力を注ぐという戦略です。

まずやったこと

✅ ポートフォリオの冒頭に「どんな成果が出たか」を明記
✅ クライアントの課題と、それをどう解決したかを1案件ずつ可視化
✅ 「最短1日納品/ターゲット特化型LP」を新たな売りに設定

この3つだけで、ある日突然、1件50万円のLP案件が舞い込んできました。

理由を聞くと──「ターゲット特化の切り口がドンピシャで、自分が抱える悩みに合ってたから」と。

これ、スキルを盛ったわけでも営業を頑張ったわけでもないんです。
“相手が欲しいと思うオファーに変えただけ”。

結果的に、過去3年の平均単価から比べて実に3倍以上の単価アップを実現しました。

ポートフォリオのアップデートで評価UP

多くのWebデザイナーが、
「過去に作ったデザインを並べて終わり」──
そんなポートフォリオを使い続けています。

でも、それでは**“実力はあるのに、評価されない”**という結果を招きがちです。

単価を上げたいなら、「デザイン+成果+戦略」が見えるポートフォリオにアップデートすべきです。

たとえば、私が関わったクライアントに提案したのは以下のような構成

  • 【Before→After】でビジュアル変化を比較
  • 「目的」と「課題」→「デザイン意図」→「成果」のストーリー化
  • 想定ターゲット・訴求ポイントを箇条書きで記載

これだけでも、「この人は考えてデザインしている」と伝わります。

実際、「以前は『デザインはいいですね』で終わっていたのに、今は『まさにこれが欲しかった』と言われるようになりました」という声をいただきました。

見せる内容を変えただけで、“価値の見られ方”が変わる。

それがポートフォリオの本質です。

「何を作ったか」ではなく、**「どんな価値を生み出せたのか」**を伝える設計に、ぜひ変えてみてください。

短納期×専門特化で高単価受注に成功

単価アップには“価値の見せ方”が重要。

それは間違いありません。

でも実は、「納期と特化性」を掛け合わせると、さらに単価を引き上げやすくなるのをご存じですか?

たとえば、私がサポートしたあるクライアントは、「今すぐLPが必要な業界特化型の企業」だけを狙ってアプローチしました。

彼がやったのはシンプルです。

  • “1日納品対応”を打ち出す
  • 業種は「コーチ・カウンセラー」に絞る
  • よくある悩み・訴求ポイントを事前設計したテンプレで対応

この戦略が驚くほど刺さり、通常5万円程度だったLPが、50万円で即決受注されました。

なぜかというと、

・緊急性(今すぐ欲しい)
・安心感(業界理解がある)
・効率性(テンプレで早い)

この3つが揃っていたからです。

実は、単価って「どれだけ頑張ったか」ではなく、“相手がどれだけ困っているか”と“それをどう救えるか”で決まるんです。

あなたも、自分の得意分野とスピード対応を掛け合わせた“高単価戦略”を設計してみてください。

高単価案件を掴むための5つの行動

「単価を上げたい…でもどう動けばいいのか分からない」
そんなときに必要なのは、“考える”より“まず動く”こと。

ここでは、実際に高単価案件を受注しているデザイナーたちがやっている、5つの具体的なアクションを紹介します。

単価交渉の言い回し・タイミング

単価交渉って、どうしても緊張しますよね。
でも実は、“いつどう言うか”を押さえるだけで、断られにくくなります。

おすすめのタイミングは、

  • 初回納品後に「助かりました」と言われた直後
  • 継続案件の相談が出たとき
  • 成果が数字で出たとき(例:CV率アップなど)

このタイミングで、「今後もより成果に貢献できるよう提案を強化したいので、単価について一度ご相談できれば嬉しいです」と、相談ベースで伝えるのがコツです。

お願いではなく、「価値に見合う提案」として堂々と伝えましょう。

エージェント・紹介の活用法

「単価を上げたいけど、営業が苦手…」
そんな人にこそ、エージェントや紹介ルートの活用がおすすめです。

特に高単価・長期案件は、クローズドな募集であることが多く、自分だけで探そうとするより、“つないでもらう”方が早いんです。

知人や過去のクライアントに「今こういう案件探してます」と一言伝えるだけでも、思わぬ紹介につながることがあります。

単価を上げる近道は、「価値を分かってくれる人に出会うこと」。
その入口として、外部の力も使ってみましょう。

高単価業種・案件に特化する

すべての業界が同じ予算感ではありません。
“高単価が出やすい領域”を選ぶこと自体が戦略です。

たとえば、

  • 美容・医療・教育業界(1件のLTVが高い)
  • BtoB SaaS系(CV重視・スピード重視)
  • 高額講座やコンサル業(緊急性&売上直結)

こういった業界は、成果に直結するデザインが求められやすく、予算も「効果ベース」で決まる傾向があります。

「とりあえず何でもやる」ではなく、「勝てる業界で一点突破」を狙いましょう。

発信で“この人に頼みたい”をつくる

あなたがどれだけ良い仕事をしても、知られていなければ意味がありません。
そこで大事なのが、**「発信によるブランド作り」**です。

X(旧Twitter)やnoteで、

  • 制作の工夫
  • ビフォーアフター
  • 改善結果の数字

などを発信することで、「考え方に共感してお願いしたい」という流れが生まれます。

特にポートフォリオに実績が少ない段階では、この“人柄×思考”の可視化が単価を底上げしてくれます。

まとめ|あなたの価値は、もっと高くていい

フリーランスWebデザイナーとして、「単価が上がらない…」「このままでいいのかな…」と感じることって、誰にでもあります。

でも今回紹介したように、

  • ポートフォリオで“価値”を伝える
  • クライアントとの関係を深めて交渉する
  • 高単価ジャンルに特化する
  • 発信で“選ばれる存在”になる

こうした積み重ねが、**着実に単価アップへとつながっていきます。

大切なのは、「自分の価値を正しく認識すること」。安さで選ばれる存在から、“成果を出せる頼れるパートナー”にポジションを変えていきましょう。

あなたの力を必要としているクライアントは、必ずいます。
だからこそ、自信をもって一歩踏み出してみませんか?

私がこの記事を書いたよ!

ariko WEBマーケAIエンジニア

プロモーターとしてオンラインで計20億以上の売上に貢献。Udemy4.2講師。WEBマーケティングやセールスライティングを行い自動化も経験あり、ジェネラリストとして活動していたがAIとの出会いですべてをAI化をすることに成功をし現在はAIの専門家として活動している。

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