検索意図とは?ユーザーの意図とも呼ばれ、検索エンジンにキーワードを入力する動機です。検索意図の一般的なタイプには、
・知りたい
・何かをやりたい
・買いたい
・行きたい
の4つだとGoogleは言っています。
例えば、夕食にカレーを作りたいとします。しかも、すごくお腹がへっている。
そこでGoogleで「簡単 カレー レシピ」と検索します。
検索結果は問題がないように見えます。
しかし、このレシピには作るのに1時間以上かかることがわかります。
そのため、すぐに検索結果に戻り別の記事を見つけます。
それは5分でできるレシピでした。
・・・これは正にあなたが探しているものです。
「簡単 カレー レシピ」で検索する人が同じような行動をしていれば、結果的に後者のほうがランキングを大幅に押し上げてくれるでしょう。
これが検索意図です。
目次
検索意図が重要な理由
検索意図を満たすことがGoogleの目標です。
そのため、SEOとコンテンツマーケティングで成功したいのであれば、検索意図を満たすことに時間をかける必要があります。
実際、Googleの品質評価ガイドラインの最新版は検索意図に関して取り扱われています。
また、Googleは最近「検索意図がカスタマージャーニーをどのように再定義してるか?」というレポートまで公開しています。
バックリンクやその他の従来のGoogleで上位表示するための要素は当然重要です。
しかし、あなたのページが検索意図を満たさなければランク付けされないのです。
検索意図に基づいてGoogleがページを上位にランク付けする実際の例をみていきましょう。
数年前。
「オンライン講座の作り方」という記事を公開しました。
クオリティーの高い内容であることは間違いありません。
他にはない情報も含みました。
しかし、検索順位は一向にあがりませんでした。
決してSEOが弱いわけではありません。
そのため、理論的にこの投稿は少なくともTOP10にはいるべきだろうと思っていたのです。
しかし、そうはいきませんでした。
そこで私は競合の投稿をチェックしてユーザーの意図を満たしているかどうかを調べたら・・・満たしていない事に気づいたのです。
「オンライン講座 作り方」
でランキング上位されていた他のブログコンテンツのほとんどは、作り方だけでなく集客は販売までをサポートした内容を作っていたのです。
私は、単に作り方のみを作っていたのです。
というわけで、新しいブログでゼロから作りました。
結果・・・この投稿はゼロからでもオンライン講座を作り販売するまでのプロセスを網羅的に学べるようにしました。
そして、その結果。
立ち上げたばかりのこの記事は、投稿後〇日で掲載順位9.8位まで上がっています。
まだまだ伸びるはずです。
記事数は、20分の1。以前よりも不利な状況で検索意図を満たすだけでGoogleは評価してくれたのです。
検索意図を明かにする方法
実際に記事の構成やコンテンツを作る前に検索意図を確認する必要があります。
検索用語の99%がはある4つの意図にカテゴライズできます。
それは以下です。
これを見ればキーワードに基づいて検索意図を把握できるはずです。
たとえば「RIZAP 口コミ」などのキーワードは明かに「買いたい」という検索意図です。しかし、「ライザップはなぜ痩せるのか?」のようなキーワードには、「知りたい・試したい」という意図があります。
そのため・・・
検索意図は一見明らかに見えても、そのキーワードで既にランキング上位のページを確認してください。
トップ10のページは、Googleの検索意図テストに合格してます。
そうでなければトップにははいれません。
そのため、1ページ目のコンテンツとほぼ一致するページを作成する必要があります。
例えば、被リンクチェックというキーワードを見ていきましょう。
これらの結果について何に気付きますか?
全てツールの紹介です。
つまり、「被リンクチェック」を検索する人は、被リンクのチェックの仕方や仕組みに関するコンテンツを望んでいるわけではありません。
被リンクをチェックできるツールを求めているのです。
そのため、あなたが絶対にコンテンツ化しなければいけない内容は「被リンクチェックツール」です。
実際に検索トップを見ると「被リンクチェックとは?」「なぜ被リンクが重要なのか?」なども含まれているのがわかります。
ただ被リンクチェックツールを紹介すればいいというわけではありません。
ユーザーエクスペリエンスの最適化
あなたは不思議に思いませんか?
Googleはどのようにしてページが検索意図を満たしてるかを判断しているのか?を。
彼らは、ユーザーが検索結果からどういう行動をするのか?サイトに訪れてからどういう行動をしているのか?をチェックしています。
言い換えると・・・
ユーザーが検索結果の何を好むのか?を知るのです。そして、検索結果がキーワードに適していない事に気づいたら、ランクダウンします。
Googleは、検索ユーザーが検索結果をスルーをするのを好みません。
また、WEBページを見て検索結果に戻ることも好みません。
クリックをしてWEBページにアクセスして内容を読んで修了することを望んでいます。そして、その数が多いものを「検索意図を満たしている」と判断をします。
そのため、ユーザーエクスペリエンスが鍵になるのです。
つまり・・・
「最後まで読みやすいウェブサイト」が重要だということです。
Googleの検索ユーザーがコンテンツを快適に消化できるようになるためのヒントをここで紹介します。
- ポップアップを控える:Googleはポップアップを好みません。そのためポップアップは表示されるタイミングを遅らせたり離脱時に表示されるように設定しましょう。
- 14px以上のフォントを採用:モバイルデバイスではフォントを拡大するのがストレスです。そのため、フォントサイズは最初から見やすい14px以上のフォントを使いましょう。
- 見出し・小見出しを使用:Googleの検索ユーザーは、コンテンツを読むのではなく探します。そのため、見出し・小見出しで流し読みをして探せるようにしましょう。
- 動画・画像を使用:テキストよりも画像、画像よりも動画のほうが多くの情報が含まれています。そのため、画像や動画を大量に使用してみてください。
- Googleアナリティクスをチェック:直帰率の改善に力をいれてください。
既存のコンテンツを改善する
あなたのサイトやブログにはランキングにいれたいページはあると思いますが、実際にははいっていませんか?
もしそうならば・・・
検索意図に問題がある場合がほとんどです。
そのため、これまでのステップを踏んでいないのならば再度やってみて、リライトやゼロから書き直すことをオススメします。
まずは1記事でもいいです。
実際、検索意図に合わせて過去のコンテンツを最適化することは、ウェブサイトのアクセスを増やすための最速の方法です。
たとえば、以前やっていたブログ全体がアップデートにより大打撃をうけていました。
1つの記事では検索順位が〇位から〇位へ。
アクセス数は1ヶ月あたり〇減しました。
このころは検索意図という言葉も知りませんでした。
しかし、学び検索意図に合わせてリライトをすることによりコンテンツを追加・削除をすることによって検索順位は1カ月後にどうなったか?
見事復活させることができました。
同じ作業をもともと上位だったキーワードで取り組んだら・・・全体のアクセス数もあがったのです。
他の人はこちらも質問…をチェック
検索結果に「他の人はこちらも質問…」というエリアがどんどん増えていることに気付いた方も多いはずです。
これは検索ユーザーのために用意されたものです。
そして、検索意図を知るチャンスでもあります。
なぜか?
これらのボックスは文字通り「このトピックに関して多くの人がこんな質問をしています。」と言っているようなものだからです。
そして、あなたのコンテンツがこれらの質問に答える内容を含むことは、ユーザーの意図を捉えることにつながります。
例えば、しばらく前に昔のブログで「コンテンツ販売 やり方」の投稿を公開しました。
そして、自分のコンテンツがユーザーの意図を満たしきれていないのではないか?と思って「他の人はこちらも質問…」を調べました。
本当かわからなかったので記事の下にFAQをいれて回答をしました。
検索順位は見事あがったのです。
Buyクエリページの最適化
検索キーワードのほとんどは、「買いたい」というキーワードではありませんがニーズは存在します。
そういうキーワードはコンバージョン率が異常に高いです。
たとえば、「Wifi ルーター」と検索してください。
このキーワードを中心に質の高いコンテンツを作成したくなるかもしれません。
しかし、それは大間違いです。
特定の製品名を含むキーワードが求めている意図は質の高いコンテンツではないのです。
検索結果を見ればわかるはずです。
ほとんどがeコマースの製品ページ。
上位にブログ投稿や記事は1つもありません。
そのため、こういうキーワードで上位を獲得したいのならば「買いたい」という意図に合わせて最適化する必要があります。
例えば、私は「ランディングページ ワードプレス プラグイン」に関する記事を作ろうとしたとします。
さて、そのページのコンテンツを書く前に、Googleでトップ10の結果を見てみました。
そして、そのキーワードでランキングされているページのほとんどが、ランディングページを作れるワードプレスのプラグインの紹介しています。
つまり、このキーワードは検索意図はBuyキーワードです。
そこで、Googleの検索ユーザーが望むもの、つまりワードプレスでランディングページを作れるプラグインを紹介するページを作成していきます。
Buyクエリは直接的に収益につながります。
そのため見分けられるようになると金脈を発見した気持ちになるはずです。
ナビゲーションクエリ
Knowクエリは、ユーザーが特定の「知りたい」に答えたり、特定のWEBサイトや情報を見つけるために使います。
例えば、
「Google Seach Console」を検索している人はGoogle Seach CosoleのWEBページを見たいと考えています。
確かにKnowクエリはランキングに入ることはできますが・・・
内容によってはクリック率は低いです。
これらの用語で検索するユーザーの場合は余計なWEBサイトにアクセスしたいと思っていないからです。
例えば、「Google Seach console」で1ページ目にランクイン。
実際、私も「オプトインLP」のキーワードではクリックされてません。
なぜか?
「Google Seach Console」はKnowクエリの中でもナビゲーションクエリに当てはまるからです。
ほとんどの場合最初の結果だけをクリックします。
しかし、通常の「オプトインLPとは?」という意味・読み方を知りたい方などの場合は一定のクリックを獲得できるはずです。
複数の意図があるキーワード
時々、複数の意図をもつキーワードがあります。
これ、意外とよくあります。
実際、Googleの評価ガイドラインでは、ユーザーの意図が異なる可能性のあるキーワードについて解説してくれています。
このようなキーワードに出くわしたらどうするか?
全ての意図を満たした記事を書くのです。
たとえば、先ほどの「ランディングページ ワードプレス プラグイン」というキーワードはいい例です。
検索結果を見ると大半は「ランディングページを作成できるワードプレスプラグイン」を紹介しています。
しかし、タイトルを見ると
一部は単一のプラグインだけを紹介したり、「ワードプレス ランディングページ」の検索ユーザー向けの記事があります。
つまり、
・ワードプレスでランディングページを作れればいい
・ワードプレスでランディングページを作れるプラグインが欲しい
と思ってる人がいるのです。
実際、トップの記事を見てもプラグイン以外の選択肢も提供しています。
そのため、このキーワードはただ単に「買いたい」というニーズだけでなく「何がいいのか知りたい。」というニーズも存在していることがわかります。
更に、プラグインを使ってどうやってランディングページの作ればいいのか?も知りたいと思っている。
つまり
・プラグイン以外の選択肢
・プラグインの紹介
・LPの作り方
主にこの3つの情報が検索意図の裏に隠れていることがわかりました。
このように複数の検索意図を含めた記事を書けば検索上位になりやすくなるのです。
結論
以上で、検索意図については以上です。検索エンジンはキーワードで検索されているので最も重要なのは「意図」です。この記事を活用して検索意図を満たすコンテンツを活用してください。